ruby-trunk-changes 2024-01-16 - ruby trunk changes

今日は getoptlong の標準添付からの削除/bundled gems 化や YJIT の特定のメソッドの最適化などがありました。

標準添付ライブラリ pp の Range#pretty_print で begin-less の時の対応を追加しています。

prism の更新。

YJIT で Integer#succ の最適化 VM 命令対応を追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/9519

GC.compact の rdoc 用コメントの英文などを修正しています。

prism の更新。

YJIT で String#size と String#length をインライン化する最適化を追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/9543

テストに利用できるメモリが小さい時に起動できるかどうかのテストを追加しています。 [ruby-core:116201] [Bug #20184]

rubyspec の標準添付ライブラリ shellwords のテストでトップレベルで include Shellwords していたのをやめて receiver を明示してメソッド呼び出しするようにしています。

GitHub Actions の rubyspec を各バージョンの ruby で実行するテストで 3.3 での実行を復活させています。

rubyspec の実行時に各種リソースの leak check を有効にするため common.mk で CHECK_LEAKS 変数に true をセットするようにしています。

tool/sync_default_gems.rb から標準添付からはずれた mutex_m のエントリを削除しています。

標準添付ライブラリ getoptlong も削除して bundled gems に変更しています。

rubyspec の標準添付ライブラリ getoptlong のテストを 3.3 以前でのみ実施するようにバージョンによる guard を追加しています。

getoptlong の bundled gems への変更に対応して doc/maintainers.md と doc/standard_library.rdoc の記述セクションを移動しています。

tool/sync_default_gems.rb から標準添付からはずれた getoptlong のエントリを削除しています。

標準添付ライブラリからの削除に伴い sample/getoptlong/ ディレクトリのサンプル群を削除しています。

NEWS に getoptlong の bundled gems への移動について追記しています。

sample/net-imap.rb に bundled gems になっていた net-imap のサンプルが残ってたのを削除しています。