傷だらけの男たち

公開初日に観てきました。

インファナル・アフェア」の監督とトニー・レオン、そして金城武
そりゃまあ面白くなきゃ間違いですよ。でも一口に言えば「ハリウッドに売るための映画」ですよね、これ。

個人的にはとてもよかった。やっぱり金城さんはこういうちょっともの悲しくて情けない男がピタっとはまります。いつ観てもいい男です。飲めない男がアル中になるなんて、わかりやすくて凡庸すぎてもう最高にもの悲しいです。これ皮肉でもなんでもなくて、ぐだぐだになってる金城武がもうたまらなく好きなんです。是非黒木瞳ともう一度共演してください。

話の内容は別に普通というか、まあ少々込み入ってはいますがミステリじゃないです。サスペンス?ただかなり血が出てくることが多いので暴力シーン嫌いな人はご注意。グロって程じゃないですがけっこう暴力的場面ではボコボコ殴ります。

というわけでわたしにとっては金城さん観たさだけでも価値のあった映画ですが、そんなにおすすめというわけではない作品でした。