ruby-trunk-changes r46264 - r46287

今日もテストの Thread のリーク除去がたくさんありました。また enc/unicode/case-folding.rb というスクリプトが追加されて、unicode の case-folding についてのテーブルの生成が自動化されたようですが、詳細は確認していません。

zzak: r46264 2014-05-31 03:52:30 +0900

標準添付ライブラリ delegate の rdoc 用コメントに __raise__ メソッドについて追記しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/621

akr: r46265 2014-05-31 08:32:19 +0900

テストでの Tempfile の leak のチェックを再びテストクラス毎からテストメソッド毎のチェックに変更しています。

nobu: r46266 2014-05-31 08:49:54 +0900

enc/unicode/case-folding.rb というスクリプトを追加しています。16進数表記の文字の対応表をテキストファイルで与えて、変換テーブルのヘッダファイルを生成するためのスクリプトみたいです。 CaseFolding.py というスクリプトの移植ということなので、python のソースからの輸入でしょうか。
[追記]k-takata さんの鬼雲(Onigmo)のリポジトリに含まれているツールからの移植だったみたいです。 https://github.com/k-takata/Onigmo/blob/master/tool/CaseFolding.py [/追記]

nobu: r46267 2014-05-31 08:55:00 +0900

r46266 で追加した enc/unicode/case-folding.rb のリファクタリングと、出力先を標準出力からファイルに変更するオプションの追加。

nobu: r46268 2014-05-31 08:56:00 +0900

enc/unicode.c と enc/unicode/casefold.h を変更しているのですが、r46266 で追加した enc/unicode/case-folding.rb で生成したのかなぁ。

nobu: r46269 2014-05-31 08:57:45 +0900

r46266 で追加した enc/unicode/case-folding.rb を実際に使って casefold.h を生成したみたいですね。また case-folding.rb で gperf を使って完全ハッシュ関数を生成して利用するようにしているみたいです。

nobu: r46270 2014-05-31 08:58:01 +0900

enc/unicode/case-folding.rb の修正続き。 unfolding table 1 も生成するようにしています。 unfolding table 1 って何や、というのは置いておきます…。

nobu: r46271 2014-05-31 08:58:14 +0900

enc/unicode/case-folding.rb の修正続き。 unfolding table 2 も生成するようにしています。 unfolding table 2 って何や、というのは(ry

nobu: r46272 2014-05-31 08:58:24 +0900

enc/unicode/case-folding.rb の修正続き。 unfolding table 3 も生成するようにしています。 unfolding table 3 (ry

nobu: r46273 2014-05-31 08:58:34 +0900

case-folding.rb でテーブル生成するようにしたことで不要になった初期化処理を削除しています。

akr: r46274 2014-05-31 09:01:32 +0900

PStore のテストで生成した Thread の終了を待つようにしています。

hsbt: r46275 2014-05-31 16:03:13 +0900

test/test_syslog.rb の shebang とヘッダ部分のコメントを削除しています。

hsbt: r46276 2014-05-31 16:30:34 +0900

拡張ライブラリ digest の ext/digest/lib/digest/hmac.rb に単独でスクリプトとして実行した時に実行されるように書かれていた単体テスト部分を test/digest/test_digest_hmac.rb に切り出しています。 というか test/digest/test_digest_hmac.rb はこの __END__ 以降の部分を読み出して実行するように書かれてたんですね。独立したライブラリだった時の名残りでしょうかね。

hsbt: r46277 2014-05-31 16:36:51 +0900

lib/ipaddr.rb でも同様にライブラリファイル自体に書かれていた単体テストを test/test_ipaddr.rb に移動しています。

shyouhei: r46278 2014-05-31 21:24:28 +0900

thread.c の rb_thread_atfork_internal() で変数の初期化を追加してコンパイラの警告除去しています。 また configure.in に AC_C_TYPEOF を追加して HAVE_TYPEOF を定義させるようにしています。

naruse: r46279 2014-05-31 22:30:48 +0900

r46180 および r46249 の再修正。テストの並行実行時に子プロセスから読み込んだメッセージから "." が消えないようにしています。

akr: r46280 2014-05-31 22:31:32 +0900

テストの Thread, Tempfile, file descriptor の leak の検出関係の処理を test/lib/leakchecker.rb に抽出しています。

akr: r46281 2014-05-31 23:05:54 +0900

open-uri のテストで起動した Thread の終了を待つようにしています。

akr: r46282 2014-05-31 23:28:19 +0900

Net::HTTP のテストで起動した Thread の終了を待つようにしています。

nobu: r46283 2014-05-31 23:48:06 +0900

r46266 の ChangeLog エントリの typo 修正。

nobu: r46284 2014-05-31 23:48:11 +0900

configure.in から typeof を独自に調べて HAVE_TYPEOF を定義していたところを削除しています。 r46278 で AC_C_TYPEOF を追加したので不要になったとのこと。

akr: r46285 2014-05-31 23:48:12 +0900

Marshal のテストで起動した Thread の終了を待つようにしています。

akr: r46286 2014-06-01 00:31:46 +0900

Monitor, File, Process などの組込みクラスのテストでも起動した Thread の終了を待つようにしています。

svn: r46287 2014-06-01 00:31:50 +0900

version.h の日付更新。