ruby-trunk-changes r47723 - r47730

今日は tool/downloader.rb 関連の変更と、struct RData の deprecated 警告の出力方法の追加などがありました。

duerst: r47723 2014-09-28 11:14:16 +0900

make update-unicode というターゲットを追加して Unicode のデータファイルをダウンロードするようにしています。

svn: r47724 2014-09-28 11:14:26 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r47725 2014-09-28 11:54:59 +0900

tool/downloader.rb でダウンロードする URI の種類をシンボルで指定していたのを、クラスを分離してクラス名を指定するように変更しています。

nobu: r47726 2014-09-28 20:27:22 +0900

r47725 の tool/downloader.rb の仕様変更に configure.in を追随させています。 tool/get-config_files は不要になったため削除しています。

ktsj: r47727 2014-09-29 00:09:40 +0900

gc.c で GC_DEBUG が真の時に mark 対象のオブジェクトの情報をダンプする rb_gcdebug_print_obj_condition() でオブジェクトが remember set に含まれているかの出力に RVALUE_REMEMBERED() 関数を利用するようにしています。

svn: r47728 2014-09-29 00:09:59 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r47729 2014-09-29 00:26:21 +0900

tool/downloader.rb の引数に配列の展開して渡す記法を先頭で行っているのを、個別に渡すようにしています。 1.9 以前の BASERUBY では最後の引数以外で展開渡しができなかったので。

nobu: r47730 2014-09-29 00:27:24 +0900

r47717 で struct RData の利用が deprecated にされましたが、警告を出す方法とその制御するマクロ名を少し変更しています。 RUBY_UNTYPED_DATA_WARNING が 1 に定義されている時に警告するようにしています。また rb_data_object_alloc_deprecated() で警告するようにしていたのを、Data_Get_Struct の実体を関数 rb_data_object_get() として定義して、この関数の利用でも警告を出力するようにしています。 Wrap_Data_Struct() は使わずに独自にメモリ確保するケースもあるかもしれないので警告ポイントを増やしたということでしょうか。