ruby-trunk-changes r53819 - r53823

今日は主に例外の再 raise の時に Exception#cause に保持する例外を上書きしてしまわないようにする修正がありました。

nobu: r53819 2016-02-14 16:19:23 +0900

例外発生時に既に他の例外が発生していたら Exception#cause にその例外オブジェクトを保持する機能ですが、 rescue した例外を再度 raise する時に cause が既にセットされていたら再度上書きしないようにしています。 [ruby-core:73792] [Bug #12068]

svn: r53820 2016-02-14 16:19:23 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r53821 2016-02-14 17:32:15 +0900

標準添付ライブラリ mkmf の Mkmf#with_cppflags, #with_cflags, #with_ldflags などで引数に渡しているオプションの文字列を破壊的操作で変更してしまうのを避けるため dup しておくようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1246

nobu: r53822 2016-02-14 17:37:05 +0900

r53819 で Exception#cause のテストに誤って同名の空のメソッドを追加してしまっていたのを削除しています。

nobu: r53823 2016-02-14 17:52:38 +0900

標準添付ライブラリ cgiCGI.unescapeHTML に文字実体参照っぽいけど ";" が抜けているものを渡したときのテストケースを追加しています。 rubyspec から移植してきたそうです。