ruby-trunk-changes r54007 - r54011

今日も AIX でのテストの skip 追加や小さな最適化などがありました。

nobu: r54007 2016-03-06 17:34:50 +0900

eval_error.c の warn_print() というマクロで GCC 拡張を利用して引数がリテラルの時のみ rb_write_error2() を直接呼び出すようにしています。 なぜリテラルの時だけかというと、strlen(3) にも渡すので2回評価してしまうので副作用がないとわかっている時にだけ関数呼び出しを1つ展開するようにしているのだと思います。

svn: r54008 2016-03-06 17:34:51 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r54009 2016-03-06 22:43:42 +0900

Object#display の rdoc 用コメントで 1.9 から配列の Array#to_s の結果が inspect と同様になったのでサンプルコードの出力結果が変わっていたのを修正しています。

odaira: r54010 2016-03-07 01:43:50 +0900

AIX では setgid(2) で一般ユーザが gid を変更できてしまうため、IO.popen で gid オプションでユーザグループを変更しつつ ruby の -e オプションを使う子プロセスを起動するテストで gid が変更されてしまい、-e オプションは setgid された状態では使えないそうなので(知らなかった…)エラーになるのでこのテストを AIX では skip しています。

svn: r54011 2016-03-07 01:43:51 +0900

version.h の日付更新。