今日は主に Kernel#Float() で整数部や小数部を省略した記法の変換も許容するようにした変更などがありました。
[d17edf3a17] Nobuyoshi Nakada 2024-09-05 13:08:41 UTC
Kernel#Float() で "0." とか "1.E-1" や ".1" のように整数部や小数部を省略した浮動小数点数を許容するようにするため missing/dtoa.c の strtod() の独自実装を変更しています。なぜかテストで整数部を省略したパターンが追加されてないような気がしますけど。またテストをみると整数部や小数部に 10進数以外の基数のリテラル記法も許容するようになっているようです。あくまで Float() の引数に許容するだけで、スクリプト内のリテラルに直接書くことはできないようです。 [ruby-core:118979] [Feature #20705]
[a6da8d69e6] Nobuyoshi Nakada 2024-10-05 15:45:46 UTC
a8a059125314a411eaf879a9fbfdc68d6c01a667 の Hash#inspect の表示の変更に追随した標準添付ライブラリ irb のテストの変更を古い ruby でもエラーにならないように対応しています。 [ruby-core:117564] [Bug #20433]
[e6fa7c3544] Nobuyoshi Nakada 2024-10-05 16:47:49 UTC
a8a059125314a411eaf879a9fbfdc68d6c01a667 の Hash#inspect の表示の変更に追随した標準添付ライブラリ reline のテストの変更を古い ruby でもエラーにならないように対応しています。 [ruby-core:117564] [Bug #20433]
[802445487e] Nobuyoshi Nakada 2024-10-05 17:02:48 UTC
標準添付ライブラリ reline のテストの一時ファイルの削除漏れを修正しています。 https://github.com/ruby/reline/pull/757
[a1c222801d] Peter Zhu 2024-10-03 19:45:45 UTC
gc.c で GC の実装を共有ライブラリからロードする時に不正なファイル名だったり必要な symbol がなかった時にその場で exit(3) でプロセスを終了させるようにしています。
[a6383fbe16] Nobuyoshi Nakada 2024-10-05 17:03:39 UTC
GitHub Actions の parse.y を parser として使う workflow でテストのターゲットを分けていたのを make check に集約させるようにしています。
[98620f6c52] tomoya ishida 2024-10-06 11:10:09 UTC
irb の補完のデフォルトの挙動を rbs による型ベースの TypeCompletor を試して reqire "repl_type_completor" が LoadError になったら従来の RegexpCompletor に fallback するようにしています。 https://github.com/ruby/irb/pull/1010
