ruby-trunk-changes r67051 - r67057

今日は ObjectSpace.memsize_of で Hash のオブジェクトのメモリ使用量に誤差がある可能性があった不具合修正などがありました。

nobu: r67051 2019-02-11 22:43:14 +0900

r67033 と同様に拡張ライブラリの depend ファイルで $(top_srcdir)/include/ruby.h を $(hdrdir)/ruby.h に書き換えています。

eregon: r67052 2019-02-12 06:57:10 +0900

rubyspec の Array#pack で Float の NaN (Float::NAN) を pack した時の表現にもうひとつ候補を追加しています。 Sun Sdutio C Compiler だと "\x7F\xFF\xFF\xFF" という結果になるらしい。

svn: r67053 2019-02-12 06:57:13 +0900

version.h の日付更新。

ko1: r67054 2019-02-12 12:45:15 +0900

ObjectSpace.memsize_of で Hash のオブジェクトのメモリ使用量を測定する時に要素数の少ない Hash で array 実装になっていた時に実際にはテーブルが NULL なのにサイズを計上する場合がある不具合を修正しています。

nobu: r67055 2019-02-12 21:15:30 +0900

tool/update-deps で enc/unicode/* の配下のヘッダファイルへの参照を $(UNICODE_HDR_DIR)/ を使って出力するように対応しています。

nobu: r67056 2019-02-12 21:31:01 +0900

tool/update-deps で .erb ファイルへの依存は無視するようにしています。 VM 用コード生成のための依存関係かな。

nobu: r67057 2019-02-12 21:31:55 +0900

r67033 や r67051 の続きで、さらに common.mk と enc/depend で $(hdrdir)/ruby.h への依存関係が抜けてたところを追加しています。 internal.h からの依存関係を追加したとのことだけど、tool/update-deps の直近の変更はこれとは関係なさそうだよなぁ。どうして追加されるようになったんだろう…。