RubyKaigi2008 二日目

あ…ありのまま 今朝 起こった事を話すぜ!

『おれは朝6時に家を出なければと思って就寝したのに
目覚めたらいつのまにか朝の8時だった』

というわけで、arton さん、ごとけんさん、咳さんのセッションを全部聴き逃すという痛恨の寝倒しをやってしまいました。会場に着いたらあおきさんのるりまのセッションの終りあたりでした。

つくば遠いよつくば。

しかしそのすぐ後に Apple の Laurent のセッションで一気に血液が燃え盛ったのでした。

MacRuby かわいいよ MacRuby

というわけでやぱり箇条書き。

  • 関係ないけど今朝の地下鉄では忘れ物らしき紙袋の回収さわぎ(一応不審物あつかいされていたみたい)があったり、帰りは乗り替え駅で警視庁の制服警官が男の人をとりかこんでいたり、なんだか物騒な日だった。
  • あおきさんのセッションは本当に最後の少しと質疑応答だけ間にあった。
    • ぜんぜんきけなかったけど、るりまのセッションではツールの紹介もあったみたい。 Review とかいうやつ。今ぐぐったら執筆支援システムらしい。
    • あと refe2。よく考えたらまだ入れてなかった。
  • Apple の Laurent のセッション
    • RubyCoccoa がよさそうなのはなんかわかってたけど、Xcode ってすごいのね。ちょっと使ってみたくなった。
    • でも RubyCoccoa は Bridge だからメモリも喰うし遅いのかー
    • ということで MacRuby。1.9 系の Alternative な実装。Objective-C のクラスで直にRubyのクラスを置き換えてる?
    • あと RubyCoccoa の記述量を減らすためのラッパ HotCoccoa。かっこいい hack だった。
    • arton さんの質問のおかげてちょっとソースもみせてもらえたけど、#ifdef の嵐で頑張ってすげかえてるっぽい。あれは大変な仕事だぞー。
    • でもあれは C で書かれてたけど、objc のオブジェクトの操作を C からできたっけ?
    • また Mac が魅力的な開発環境である理由がひとつ増えたかも。少なくともオフタイムのプログラミングでは。
  • 午後は多目的ホールでのセッション
    • Ruby でゲーム作る人もすこしづつ増えてきましたねー。あとランランルーきめぇww
    • ゲームブックが懐かしすぐる。復刻版のソーサリーが欲しい。
    • net-irc は net-irb と空目してしまいました。IRC よくわかんない。
    • 型推論。難しい話だったんで外してるかもしれないけど、複数のクラスのインスタンスを格納しうる変数が共通のメソッドしか持たない方になるってだめなんじゃ。フロー解析のほうでいけるかどうか……
    • authorNari さんの GC の話。オブジェクトスロットのチャンクサイズの縮小(解放されやすくする)と LazySweep。MRI(1.9)のGCはこれから良くなっていきそうですね。
    • SVuGy なんかフレームワークとかライブラリのAPI考えるのなかなか難しいですよね、という話がメインだった。

そして RejectoKaigi2008 へと続くのでした。

RejectKaigi2008

RubyKaigi2008 から reject されたセッションのための RejectKaigi からも更に reject されたセッションが RejectRejectKaigi として同じ会場すぐ横で同時進行するというカオスなイベント。しかもなんか時間が余って Decimal の唄とか歌いだす人もいるし。だが、それがいい

なんかこう、むしろ RejectKaigi の雰囲気のほうがもともとの RubyKaigi の感じに近いですよね。いや規模が大きくなって、海外からの発表者も多くてとてもエキサイティングなセッションが聴ける今の RubyKaigi はもちろんすごく良いんですよ。良いんだけど、アットホームで「あー楽しいな」っていうのもそれはそれでいいもんだなと。

じゃあまあ憶えてる限りで箇条書き

  • 1.8.5 はもう終了してたんだ。この調子だと 1.8.6 の寿命もあんまり長くないから、今のバタバタ状態が納まったら会社のプロダクトで利用する ruby も 1.8.7 へ移行評価を早めにやることにしよう。むしろ JRuby とか?
  • ささださんが「おれのバトルフェーズはまだ終わっちゃいないぜ」と宣言してた(と思う)。VM を組み込むのは ruby をテストベンチにするための最初の一歩に過ぎなくて、これからいろいろ試すんだ、というようなことを言ってた気がする。
  • succ++。田中さんはgeekなおもしろい話がうまいなぁ。
  • Hash#map の Hash 返すバージョンはわたしも欲しい
  • takkaw さんの beeptoys は音を出す前に時間切れになって残念。
  • Ruby ニコニコ技術部っていいかもね。

なんかもっといっぱいあったんだけど……。
最後に角谷さんのRejectKaigi2008 基調講演(笑)

Regional RubyKaigi の構想。もっと Kaigi を!! もっとゆるふわに!!

なんか最後には静かな感動さえ憶える基調講演でした。なぜか(笑)

takkaw さんと話した

昼に RejectKaigi のプログラムを確認してたら、 id:takkaw さんの名前があるじゃありませんか。RubyKaigi に来てるだろうとは思っていましたがどの人かわからなかったので、RejectKaigiでどの人かわかるからその後に話をしてみよう、と思ってお昼休みから RSound 再開計画を実行しました。

WAV 出力のコード断片を掘りだしてきて、Sine波オシレータとAMと倍音合成オシレータを作って簡単に波形生成のデモを作って「こんなことやりたいんです」と突撃。わたしのデモをみていただいて、どんなことを目指しているのか聞くこともできてすごくうれしかったです。突然話かけたのに快く話を聞いていただいて takkaw さんありがとうございました。今後もどうぞよろしく。

Rubyist に Sound Programming の風を吹き込むべく、RSound の開発再開するぞと決意したのでした。

リアルタイム 再生のために、NArray の利用と SDL でのサウンド再生のしくみを調べないとなぁ。あと FM を実現するには、オシレータと波形テーブルをちゃんと分離しないといけないかも。このあたりの反省を踏まえて波形生成のしくみの構成を清書しよう。