東京ゴッドファーザーズ

毎週借りているフレンズの目当ての巻がちょうどなくなっていたので、手ぶらで帰るのももったいないからと前に借りようと思っていた今 敏監督の東京ゴッドファーザーズをレンタル。

千年女優」は名作だったので(話は分かりにくいですけどね)今作も観たかったのです。

やはりおもしろかったです。お涙頂戴の人情話あり、軽妙な掛け合いあり、ドタバタと奇跡(ご都合主義とも言う)ありでするするっとテンポよく話が展開していって、最後には納まるところへピタッと納めてくれるのが爽快です。やっぱり作品に語ること(メッセージ性)があることは大事だし、なおかつ押し付けがましさがなくて鑑賞している側を自ら納得させてしまうというのが大事ですね。まあ終盤のハリウッドも顔負けの急展開では人情話もとりあえずもういいかって気になってしまうわけですが。90分て映画としては比較的短いけど、密度は濃かった。思い返すといろんなエピソードがありましたねぇ。

あとミユキ役の岡本綾はアフレコ初挑戦だったそうですが上手でしたね。江森さんも梅垣さんも特徴的な声だから最初は「ああ〜、江森さんだ」とか思いながら聴いていましたが、だんだんキャラクターに融けあって違和感なくなっていくのは、これは作品の力でしょうかね。

機会があれば一度観ておいて損はない作品ですよ。

(はてな転載時 追記:結局「東京ゴッドファーザーズ」DVDは購入しました。)