ruby-trunk-changes r43268 - r43273

今日は昨日の変更の不具合修正や小さな効率化、テストの修正など細々とした変更がありました。

nobu:r43268 2013-10-13 12:16:50 +0900

test/ruby/test_notimp.rb の test_call_fork で fork のテストでのタイムアウト時に ps コマンドを環境に応じて利用してプロセスの情報をメッセージに含めているところを Proc オブジェクトにして assert_nothing_raised のメッセージに直接渡すようにしています。 第2引数に Proc オブジェクトを渡すとそれを実行してメッセージにしてくれるみたいですね。

nobu:r43269 2013-10-13 12:16:54 +0900

キーワード引数の受け取り時にキーワード引数が 1つだけの時にハッシュのマージが不要なので処理を切り替えて不要なハッシュ生成を抑制するようにしています。このためコンパイル時の処理も変更しています。core#hash_merge_kwd メソッドへの引数を1つにした命令列を生成するようにしています。

svn:r43270 2013-10-13 12:16:56 +0900

version.h の日付更新。

nobu:r43271 2013-10-13 12:42:39 +0900

Rake のテスト test/rake/test_rake_clean.rb でファイルの削除時の permission に関するテストが Windows では通らないので skip するようにしています。

nobu:r43272 2013-10-13 12:49:48 +0900

rubyMakefile.in には configure などに変更があったら自動的に Makefile を再生成して自分自身を再起動する機能があるのですが、そこで再生成するファイルを Makefile と決めうちにしていたのをルールのターゲットを表す $@ にして他のファイル名の時にも対応するようにしています。 parallel build の時に対応しているとこのと。

nobu:r43273 2013-10-13 20:59:27 +0900

r43263 で rb_class_tbl を廃止してかわりに導入した defined_module_hash を初期化するのを Init_top_self() から Init_BareVM() に移動しています。 Init_top_self() だとコア部分の Class/Module が定義された後なので登録が間に合わないからとのこと。