ruby-trunk-changes r39558 - r39574

今日は主に RubyGems で拡張ライブラリを含む gem パッケージのビルドに失敗することがある問題の対策が行なわれています。

nobu:r39558 2013-03-03 01:14:32 +0900

RubyGems が拡張ライブラリを含む gem パッケージのビルドに失敗する問題の対処。ソースディレクトリ以外で実行すると失敗する extconf.rb に対応するためにビルドを一時ディレクトリでしていたのをやめて、生成する siteconf.rb を一時ファイルとして生成するように変更しています。 [ruby-core:53056] [Bug #7698]

nobu:r39559 2013-03-03 01:16:19 +0900

r39558 の続き。extconf.rb を起動するためのコマンドラインで -r オプションを指定していたのを RUBYOPT 環境変数に追加して指定するようにしています。中でさらに ruby を起動した時のためでしょうか。 [ruby-core:53056] [Bug #7698]

nobu:r39560 2013-03-03 01:17:22 +0900

r39558 からの修正のさらに続き。 古い extconf.rb で依存関係の循環のある Makefile を生成することがあるのを修正するようにしているみたいです。 [ruby-core:53059] [Bug #7698]

kazu:r39561 2013-03-03 01:33:21 +0900

r39481 の ChangeLog エントリの typo 修正。

kazu:r39562 2013-03-03 01:33:24 +0900

39560 で導入した新規メソッドの typo 修正。

zzak:r39571 2013-03-03 07:34:29 +0900

r39554 で TCPServer.new の rdoc コメントに追記した内容の英文の修正。

nobu:r39572 2013-03-03 12:17:50 +0900

r39558 および r39560 の続き。 r39560 で rubygems の拡張ライブラリのビルド時の Makefile の循環した依存関係の解消をしていましたが install-so ルールも修正対象に追加しています。 [ruby-core:52882] [Bug #7698]

nobu:r39573 2013-03-03 12:35:11 +0900

mkmf.rb から Kernel#system でコマンドを起動する時に RbConfig::CONFIG["libpathenv"] の設定が存在したら、その環境変数名にライブラリロードパスを追加して起動するようにしています。 libpathenv って Linux だと LD_LOAD_PATH でしょうか。

nobu:r39574 2013-03-03 13:15:02 +0900

r39573 の修正。 RbConfig::CONFIG["LIBPATHENV"] が空文字列のときは利用しないように、mkmf.rb で定義している config_string() というメソッドを利用するようにしています。