ruby-trunk-changes r47161 - r47173

今日は win32ole のリファクタリングirb の修正、パースエラーおよび警告のマルチバイト文字の扱いの修正などがありました。

kazu: r47161 2014-08-13 00:53:51 +0900

r47145 と r47157 の ChangeLog エントリの typo 修正。

hsbt: r47162 2014-08-13 11:03:47 +0900

昨日の r47144 で openssl のテストに追加したタイムアウトのブロックのためにインデントが不足していたところをインデントしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/698 まあ一時的な変更っぽい気もしますけど。

hsbt: r47163 2014-08-13 11:11:37 +0900

irb で空白文字を含む文字列リテラルの補完をしようとすると、候補の表示が化ける不具合を修正しています。 Readline.basic_work_break_characters に空白を含めていたのを削っています。 うーむ、Readline の補完か。いかにも別のシチュエーションで問題になることがありそうな気が… https://github.com/ruby/ruby/pull/465

hsbt: r47164 2014-08-13 11:19:48 +0900

irb が backtrace が nil の例外が発生するとエラーで終了してしまうのを修正しています。 [ruby-core:58078] [Bug #9063] https://github.com/ruby/ruby/pull/434

svn: r47165 2014-08-13 11:19:52 +0900

r47164 で新規追加されたファイルの svn property 設定。

hsbt: r47166 2014-08-13 12:02:26 +0900

r47163 の irb の補完の変更を revert しています。 別のケースで候補の表示がおかしくなるからとのこと。やっぱりそうか。

suke: r47167 2014-08-13 19:35:20 +0900

拡張ライブラリ win32ole で inspect メソッドや例外のメッセージ等に文字列を埋め込むのに %s ではなく PRIsVALUE を使って文字列オブジェクトのまま埋め込むようにしています。

suke: r47168 2014-08-13 20:10:42 +0900

ext/win32ole/win32ole.c の未使用の変数 cWIN32OLE_PROPERTY を削除しています。

nobu: r47169 2014-08-13 21:16:30 +0900

envutil.rb の assert_warning で assertion の expected と result の引数の順番が逆だったのを修正しています。

nobu: r47170 2014-08-13 21:17:57 +0900

パーサのテストにダイナミック変数による外のスコープの変数の遮蔽、未使用の変数代入、正規表現の named capture の衝突などの警告のテストを追加しています。

nobu: r47171 2014-08-13 21:20:13 +0900

パーサのエラーや警告メッセージへの文字列の埋め込みを PRIsVALUE を使うことでエンコーディングを保持したまま文字列を作るようにしています。

suke: r47172 2014-08-13 21:46:23 +0900

拡張ライブラリ win32ole のソースから WIN32OLE_VARIANT の実装部分を win32ole_variant.(ch) に分離しています。

svn: r47173 2014-08-13 21:46:49 +0900

r47172 で新規追加されたファイルの svn property 設定。