ruby-trunk-changes r58067 - r58076

今日は主に Unicode 関係のデータファイルのダウンロードを抑制するためのビルドプロセスの修正がありました。CI 環境でダウンロードに失敗するようになったので対応したみたいです。

nobu: r58067 2017-03-24 00:47:26 +0900

common.mk で name2ctype.h の依存関係で $ALWAYS_UPDATE_UNICODE が yes だったら update-unicode ターゲットを実行するようにしています。

svn: r58068 2017-03-24 00:47:27 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r58069 2017-03-24 00:49:10 +0900

enc/unicode/data にダウンロードする Unicode 関係のファイルのうち GraphemeBreakProperty.txt を auxiliary/GraphemeBreakProperty.txt とサブディレクトリの下にダウンロードするようにしています。

nobu: r58070 2017-03-24 00:55:00 +0900

tool/enc-unicode.rb で Unicode 用データファイルの1行目のバージョン番号のチェックのための正規表現に使うファイル名を basename を利用するように修正しています。

nobu: r58071 2017-03-24 08:55:29 +0900

Travis CI や appveyor で Unicode.org からのデータファイルのダウンロードを毎回行なわないようにタイムスタンプファイルを生成させるようにしています。

nobu: r58072 2017-03-24 10:10:46 +0900

Unicode 関係のデータファイル用のタイムスタンプファイルの更新時にディレクトリを作成するようにしています。 $(@D) は make の記法かな。

nobu: r58073 2017-03-24 11:44:21 +0900

r58071 で導入した Unicode データ用タイムスタンプファイルを更新するターゲットを touch-unicode-files に変更しています。

nobu: r58074 2017-03-24 12:42:28 +0900

Travis CI と appveyor での Unicode.org からのダウンロード抑制の追加。 make after-update でも更新されるのを防ぐため UNICODE_FILES=. を追加して、tool/make-snapshot で生成する Makefile に touch-unicode-files ターゲットを追加するようにしています。 common.mk にあるのではだめなのかな。

nobu: r58075 2017-03-24 13:37:28 +0900

r58067 で ALWAYS_UPDATE_UNICODE = yes の時に Unicode 用データファイルをダウンロードするようにしていたのをリファクタリングしています。

normal: r58076 2017-03-24 16:29:33 +0900

標準添付ライブラリ logger で case 文の when 節に書かれている文字列リテラルに .freeze が書かれていましたが、when はコンパイル時の最適化で内部的に fstring 化されていて .freeze する必要がないということで .freeze を削っています。ほほー。