ruby-trunk-changes r63162 - r63166

今日は String#dump の結果を frozen_string_literal: true な環境で評価してもエラーにならないようにする変更や case 文の else のインデントの警告の修正などがありました。

nobu: r63162 2018-04-16 15:37:42 +0900

String#undump で文字列の Encoding のチェックを文字列リテラルっぽいもののあとの suffix (をつけることができるんですね)のチェックの後に移動しています。

svn: r63163 2018-04-16 15:37:43 +0900

version.h の日付更新。

nobu: r63164 2018-04-16 16:12:06 +0900

String#dump で .force_encoding を追加する時に、dup を追加するようにしています。 frozen_string_literal: true な環境だと文字列リテラルに対して force_encoding を呼ぶのは FrozenError になるのでその場合でもそのまま eval できる表現にするためみたいです。 [ruby-core:86539] [Bug #14687]

nobu: r63165 2018-04-16 17:54:03 +0900

インデントの不一致の警告の else が case 文の else 節の時は case より1つ深くなってても警告しないようにしています。r63141 の when 節の修正と同様ですね。 [ruby-core:86492] [Bug #14674]

k0kubun: r63166 2018-04-16 19:20:15 +0900

lib/fileutils.rb の FileUtils#remove_entry_secure の rdoc 用コメントにはられていた CVE のリンクの URL が変更になっていたそうなので修正しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1857