4分間のピアニスト

観てきました。いつもひいきのチネチッタではやってなかったので、109シネマズで。

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ドイツ映画。沈鬱な色彩、照明(しかしライティングはとても上手)で刑務所の受刑者とピアノ教師の交流を描く音楽映画。

しかしさて、これは音楽映画だったのか。観終えてみて少々疑問です。ラストどうなるかは予想がつくので、どうそこまで到達するかと観ていたら意外に質素に、素朴に映像をつみ重ねていくのでおやおやと思ってたら、オチのほうが変化球だった、という。ラスト4分間(多分)、脳内で「えぇぇぇー」と叫びながら観てました。こうきたか。

まあ正直オチは直球ストレートで落とすものを観たかったなーと思うのですが、見所はやはりそのラスト。演奏ももちろんなんですが、わたしは演奏中にロビーに出ていって赤ワインをあおるクリューガー先生がすごいんです。この女優さんはすげーです。しかし演奏より演技で魅せてしまっていいのか?

というわけでこれは音楽映画じゃなかったかな、と思うわけです。