Rake 0.9.2.2 のマージ、拡張ライブラリ date の不具合修正や GC保護追加などがありました。
drbrain:r32948 2011-08-13 01:56:48 +0900
Rake の 0.9.2.2 をマージしています。 Commands という DSL 用のオブジェクトを格納する定数でトップレベルの名前空間を汚染していたのを避けるようにしているとあります。しかし Rake::DeprecatedObjectDSL::Commands に定義されていたようなので何が悪かったのかよくわからないです。
svn:r32949 2011-08-13 01:56:52 +0900
version.h の日付更新。
drbrain:r32950 2011-08-13 02:23:11 +0900
Digest の rdoc 用コメントを追記しています。 [ruby-core:38837] [Bug #5167]
drbrain:r32953 2011-08-13 03:41:57 +0900
URI::Parser.new の rdoc の記法の変更と typo 修正をしています。 [ruby-core:38873] [Bug #5177]
tadf:r32955 2011-08-13 08:48:18 +0900
Date.strptime, DateTime.strptime が不正な引数を渡された時に SEGV する不具合を修正しています。 [ruby-core:38855] [Bug #5170]
tenderlove:r32957 2011-08-13 09:00:26 +0900
Psych が YAML をパースする時に数値のようにみえるものを Integer() や Float() で変換しようと試みて例外を捕捉しているところで、複数のピリオドを含むものは数値として変換しようとしないようにしています。 -d オプションつき($DEBUG = true) で実行すると例外が発生した時に常にメッセージが出力されるのでそれを抑制しようということです。 [ruby-core:38915] [Bug #5186]
tadf:r32958 2011-08-13 09:12:05 +0900
r32885 で Time#strftime の結果の文字列が長くなりすぎる時は Errno::ERANGE を発生させるようにしたのに Date#strftime と DateTime#strftime でも同じような挙動をするように追随しています。
tenderlove:r32960 2011-08-13 09:27:44 +0900
Psych で YAML 形式で表示するメソッド Kernel#y を public なメソッドとして定義していたのを private method に変更しています。 [ruby-core:38913] [Bug #5184]
nagachika:r32962 2011-08-13 09:40:06 +0900
r32896 で date_parse.c に RB_GC_GUARD() で変数がコンパイラの最適化によって消えて必要なオブジェクトが GC されてしまうのを避けるようにしたのがひとつ位置が間違っていたのを修正。 [ruby-dev:44337] [Bug #5152]
tadf:r32963 2011-08-13 09:41:10 +0900
Date, DateTime の strftime, strptime に不正な引数を渡した時に ArgumentError が発生することを確認するテストを追加しています。
nagachika:r32965 2011-08-13 09:46:18 +0900
r32962 の ChangeLog のエントリの記法のミスを修正。
tadf:r32968 2011-08-13 17:05:43 +0900
Date#inspect などでも一時的に生成した String がコンパイラの最適化によって GC から保護されなくなる可能性があったので自動変数に格納するようにして RB_GC_GUARD を追加しています。 [ruby-core:38861] [Bug #5171]
nobu:r32970 2011-08-13 22:17:30 +0900
configure で --without-sitedir や --without-vendordir で sitedir や vendordir を利用しないように指定されたら rbconfig.rb のハッシュにも対応する項目を生成しないようにしています。 [ruby-core:38922] [Bug #5187]
