今日は RubyGems の 2.0.2 へのバージョンアップとそれに伴なう不具合修正、ーワード引数に関連した不具合修正(ISeq#disasm と super の挙動について)などがありました。
nobu:r39617 2013-03-06 22:24:06 +0900
RubyVM::InstructionSequence#disasm で命令列を disassemble して表示する時にキーワード引数用の情報が表示されていなかったので追加しています。
nobu:r39618 2013-03-07 10:39:10 +0900
make reinstall というターゲットを追加して、uninstall & install を実行できるようにしています。 ついでに def/gmake.mk で uninstall と install が同時に指定された時にコマンドラインの指定順に実行されるように依存関係をつけています。
nobu:r39619 2013-03-07 10:39:13 +0900
r38870 で tool/rbinstall.rb で Gem.ensure_gem_subdirectories を使わないようにworkaround を入れていましたが、r39607 で Gem.ensure_gem_subdirectories が mode 引数を受け付けるようになったので、それを利用するようにして戻しています。
svn:r39620 2013-03-07 10:39:15 +0900
version.h の日付更新。
drbrain:r39621 2013-03-07 13:01:28 +0900
RubyGems が 2.0.2 にバージョンアップする変更なのですがこのコミットは ChangeLog だけ入っていて r39622 で本体の変更が入っています。
drbrain:r39622 2013-03-07 13:06:30 +0900
RubyGems を 2.0.2 にバージョンアップしています。
nobu:r39623 2013-03-07 13:38:45 +0900
r39617 で RubyVM::InstructionSequence#disasm で表示するキーワード引数の情報の取得方法のミスを修正しています。
nobu:r39624 2013-03-07 13:38:50 +0900
.gdbinit の hook-run コマンドを定義して(gdb に hook という機能があるんですね)色付けの採番の設定を再設定しています。
nobu:r39625 2013-03-07 14:17:00 +0900
compile.c で AST から命令列(RubyVM::InstructionSequence)にコンパイルする時に argc という変数が INT2FIX() で Fixnum にしてから rb_callinfo_t の作成する関数に渡す時にはまた FIX2INT() で int に戻すという無駄なことをしていたので argc を int として常に int で扱うようにしています。
nobu:r39626 2013-03-07 14:17:04 +0900
compile.c で NODE から nd_line() というマクロで行番号の情報を取得していたところがたくさんあったので、ローカル変数に一度取得してからそれを参照するようにリファクタリングしています。
nobu:r39627 2013-03-07 14:21:40 +0900
キーワード引数がかっこなし引数なしの super で親クラス/モジュールのメソッドを呼び出した時に伝播していない不具合を修正しています。 命令列にコンパイルする時の漏れだったようです。 [ruby-core:53114] [Bug #8008]