ruby-trunk-changes 2019-11-21

今日は irb のオプション追加、reline のマルチライン編集の修正、Time.strptime の指示子のサポート追加などがありました。

[81586a4d9f] manga_osyo 2019-11-16 02:13:19 UTC

標準添付ライブラリ reline に ANSI 実装時の HOME キーと End キーのシークエンス対応を追加。

[6723aa07e5] manga_osyo 2019-11-20 00:13:42 UTC

標準添付ライブラリ reline の xxx_proc= みたいなコールバックを登録するメソッドで引数が Proc のインスタンスであることを確認していましたが、respond_to? で call メソッドが呼べるかどうかというチェックに変更しています。

[f835a74da4] git 2019-11-20 15:48:59 UTC

version.h の日付更新

[9b52bacc62] Nobuyoshi Nakada 2019-11-20 17:14:20 UTC

Method#inspect の引数の情報表示で m(...) という委譲用の記法で定義されたメソッドの表示の引数の部分をちゃんと "(...)" のように表示できるように対応しています。

[91bf3b7a77] aycabta 2019-10-30 00:32:16 UTC

irb のオプションに --singleline, --nosingleline と --multiline, --nomultiline いうオプションを追加してマルチライン編集を有効にするかどうか指定できるようにしています。 --singleline は --readline と同じ意味になるみたいです(つまり readline を使う?)。

[04d0d93ebf] "Y. Ushiki" 2019-10-29 23:43:19 UTC

irb で例外のバックトレースから irb 自身のソースコードを削る処理で (irb_local_binding) というファイル名(?)を利用してたのをファイルパスの irb/*.rb や irb.rb というものを無視するように修正しています。

[9d6f78822c] "Y. Ushiki" 2019-10-29 23:49:03 UTC

04d0d93ebf8692170218fa9d55216aaca74be30b の続きで irb のバックトレース調整で IRB.conf[:CONTEXT_MODE] の値に依らない共通部分を括り出すリファクタリング

[eee70b41d4] aycabta 2019-11-20 17:44:15 UTC

irb のオプションにさらに --legacy をいうのを追加して --singleline/--readline と同じ処理をするようにしています。また起動時に? これらのオプションの指定についてメッセージを表示するようにしています。

[1197a036ae] Koichi Sasada 2019-11-20 19:37:29 UTC

mjit_compile.c の mjit_compile_body() の生成するソースコードで警告除去のため明示的なキャストを追加するようにしています。

[95f20f463a] aycabta 2019-11-20 22:00:01 UTC

標準添付ライブラリ reline の Reline::LineEditor でマルチライン編集のためバッファの文字列を表示するための行数を計算する時にエスケープシーケンスの考慮が漏れてたところを修正しているようです。

[e4127cdd3e] aycabta 2019-11-20 20:25:01 UTC

標準添付ライブラリ irb のバージョンを 1.1.0 に更新。

[f30f78e2e0] aycabta 2019-11-20 20:21:31 UTC

標準添付ライブラリ reline のバージョンを 0.0.6 に更新。

[9131e62f18] aycabta 2019-11-20 22:05:27 UTC

と思ったら reline のバージョンをさらに 0.0.7 に更新。

[8f1062127e] aycabta 2019-11-20 22:28:18 UTC

標準添付ライブラリ reline のテストに Reline::LineEditor#calculate_width のテストを追加しています。

[a9d4f2d03c] Jeremy Evans 2019-06-21 17:33:06 UTC

標準添付ライブラリ time.rb で追加される Time.strptime の指示子に %U/%u/%W/%w/%V/%g/%G などのサポートを追加しています。 [ruby-core:62567] [Bug #9836] [ruby-core:84478] [Bug #14241]

[97a5af62a3] Nobuyoshi Nakada 2019-11-21 01:57:36 UTC

revision.h の依存関係に .revision.time を追加するのを revision.h に書かれてる RUBY_FULL_REVISION が現在の git リポジトリのコミットハッシュと異なっている時だけにして余計な再生成を抑制するようにしています。

[ffab1bfdfc] Nobuyoshi Nakada 2019-11-21 06:17:34 UTC

97a5af62a318fcd93a4e5e4428d576c0280ddbae の続きで -C オプションに対応していない古い git のため cd してから実行するようにしています。 -C がないってかなり古いはずですね。