ruby-trunk-changes r35667 - r35681

今日はブラウザ上でバイナリプログラムを動かす Native Client の環境向けにコンパイルできるようにする変更がありました。

nobu:r35667 2012-05-17 10:34:35 +0900

拡張ライブラリのコンパイルするための exts.mk を生成する ext/extmk.rb でコンパイルオプションに EXTLDFLAGS 変数も渡すようにしています。

svn:r35668 2012-05-17 10:34:40 +0900

version.h の日付更新。

nobu:r35669 2012-05-17 10:37:08 +0900

mkmf.rb で Mac OS X 向けの -framework というコンパイルオプションとその引数を空白で区切るのではなく "=" で繋げる記法を使うようにしています。

nobu:r35670 2012-05-17 10:39:39 +0900

昨日 r35662 で --with-static-linked-ext のサポートする時に追加された enc/encinit.c で ERB の % で始まる行の記法を利用するようにしています。とても簡潔に書けますね。

nobu:r35671 2012-05-17 10:55:00 +0900

exts.mk で -l オプションを LDFLAGS ではなく libs に含めるように修正しています

yugui:r35672 2012-05-17 11:48:59 +0900

NaCl で CRuby を動かすためのパッチがコミットされました。 [ruby-core:45073]
configure のターゲットOS に nacl が追加され、nacl というサブディレクトリが追加されて nacl 環境に必要なソースやツールが追加されています。
詳しい内容については読み切れないのでまたいつか。また io.c や thread.c が壊されたようです。

yugui:r35673 2012-05-17 12:20:02 +0900

r35672 で HAVE_FSYNC をチェックして条件コンパイルしているところに _WIN32 のチェックも行うようになっていたので _WIN32 のチェックを削っています。

yugui:r35674 2012-05-17 12:54:50 +0900

thread.c で pthread_cond_t の処理を条件コンパイルで外せるようにしていたのを thread_pthread.c で実際に pthread_cond_??? 関数を利用するところで外すようにしています。

nobu:r35675 2012-05-17 13:08:09 +0900

NaCl 対応のマージで io.c に余計な #if defined(HAVE_FSYNC) が追加されていたので削除。

nobu:r35676 2012-05-17 23:04:02 +0900

NaCl サポートのマージの修正。 pthread_cond_t を使う処理を条件コンパイルするために pthread_cond_initialize という関数をチェックするようにしていましたが、こんな関数はないので常に pthread_cont_t の操作が省略されていて動かなくなっていたのを修正しています。正しい関数名は pthread_cond_init() です。

nobu:r35677 2012-05-17 23:05:09 +0900

ext/curses/curses.c で 32bit/64bit の変換の警告が出ていたところで NUM2LONG() を使って警告除去しています。

nobu:r35679 2012-05-18 00:13:28 +0900

新規追加されたファイルの svn property を設定しています

svn:r35680 2012-05-18 00:13:32 +0900

version.h の日付更新。

tenderlove:r35681 2012-05-18 01:29:39 +0900

Psych のエンコーディング変換の処理で UTF-16BE のエンコーディング名を UTF16_BE と typo していたのを修正しています。