ruby-trunk-changes r46899 - r46907

今日は CentOS 7 の OpenSSL では MD5 の署名検証機能がサポートされなくなったようなのでそれにまつわるテストの修正と、Time#zone の返す文字列のエンコーディングの仕様の変更がありました。

naruse: r46899 2014-07-23 01:02:05 +0900

x86_64 の CentOS 7 のテストが RubyCI に追加されたところ OpenSSL の MD5 署名機能がサポートされなくなっているらしくテストが失敗するようになっていたので、テストメソッドを検証アルゴリズム毎に分割しています。

svn: r46900 2014-07-23 01:02:09 +0900

version.h の日付更新。

hsbt: r46901 2014-07-23 04:06:12 +0900

標準添付ライブラリ drb/extserv の if __FILE__ == $0 で括られたサンプルスクリプトを削除しています。 sample/drb にもあるから不要でしょうとのこと。 https://github.com/ruby/ruby/pull/679

kazu: r46902 2014-07-23 07:48:19 +0900

r46901 の ChangeLog エントリの typo 修正。

naruse: r46903 2014-07-23 11:35:06 +0900

r46899 の続き。 OpenSSL の MD5 署名検証機能がサポートされなくなった環境のために OpenSSL::X509::CertificateError 例外を許容するようにしています。

nobu: r46904 2014-07-23 14:37:09 +0900

r46903 の OpenSSL::X509::Request のテストで rescue する例外を OpenSSL::X509::RequestError に修正しています。

nobu: r46905 2014-07-23 15:23:05 +0900

test/lib/minitest/unit.rb の MiniTest::Unit#_run_suite でテストメソッド毎に標準出力へのバッファを flush して書き出すようにしています。

nobu: r46906 2014-07-23 16:20:38 +0900

Time のテストで Time#zone の Encoding のチェックを assert_zone_encoding というメソッドに切り出し、locale encoding だけでなく default_internal のエンコーディングの場合も考慮するようにしています。

nobu: r46907 2014-07-23 16:20:39 +0900

Time#zone が 7bit ASCII 文字しか含まない時には文字列の Encoding は ASCII-8BIT にするように変更しています。