ruby-trunk-changes 2021-11-21

今日は Struct の最適化で入った不具合修正やローカル変数テーブルの実装の変更、reline のダイアログ再描画時の不具合修正などがありました。

[c5ec05d047] Nobuyoshi Nakada 2021-11-20 12:32:57 UTC

struct.c の struct_pos_num() という関数が 82ea2870188d66aa75a99f03b4e7fdd1750aa196 の Struct の最適化で未使用になっていたので削除しています。

[8f3432cd44] Nobuyoshi Nakada 2021-11-20 15:31:51 UTC

82ea2870188d66aa75a99f03b4e7fdd1750aa196 の Struct の最適化で vm_call_opt_struct_aref0() および vm_call_opt_struct_aset0() の引数に不要な rb_control_frame_t が渡されてたので削除し、また一部 vm_call_opt_struct_aset0() に間違えて引数を渡していたところがあったので修正しています。 Object#public_send でメソッド呼び出しした時に不正な値が設定されていたようです。

[8afd35b950] git 2021-11-20 16:35:42 UTC

version.h の日付更新

[86ad878e6a] Burdette Lamar 2021-11-20 23:21:30 UTC

Float の演算子や hash メソッドなどの rdoc 用コメントの call-seq 手直しやサンプルの追加など。 https://github.com/ruby/ruby/pull/5150

[feda058531] Yusuke Endoh 2021-11-17 18:40:49 UTC

ローカル変数を管理しているテーブルが ID の配列として定義されているものが、先頭の要素が可変長な配列のサイズを指定するものとして使われているとか linked list としての構造を持ってるとか非常にわかりにくくて構造体だけみてもわからないというのを、struct rb_ast_local_table_link という専用の構造体を導入して構造からだいたいわかるように書きなおしています。

[f5829e2935] ima1zumi 2021-11-16 15:58:43 UTC

標準添付ライブラリ reline のダイアログの再描画時に端末幅が狭くて内容に対してダイアログ幅が足りない時の処理の不具合修正。 https://github.com/ruby/irb/issues/308

[d2cb4cc073] Nobuyoshi Nakada 2021-11-21 07:12:03 UTC

io_buffer.c の関数定義のスタイル修正。

[cbfd5249d4] Nobuyoshi Nakada 2021-11-21 02:58:15 UTC

vm_debug.h で node.h を #include していたのをやめて、struct RNode のみ独自に宣言するようにしています。

[ac152b3cac] Nobuyoshi Nakada 2021-11-21 05:44:44 UTC

common.mk および各種拡張ライブラリの depend ファイルの依存関係を再生成しています。

[1c4f529364] Nobuyoshi Nakada 2021-11-21 07:23:44 UTC

.gitignore に拡張子 .ii のファイルのパターンを追加しています。 C++ のソースを preprocess した時の拡張子みたいです。

[784f1e1538] Nobuyoshi Nakada 2021-11-21 10:17:27 UTC

GitHub Actions の workflow 設定で e2b78440ba3cebe5106efa699505677b4444486b で同じブランチにコミットが追加されたら前のコミットでのテストをキャンセルするようにしたのを pull request によるテストの時だけ有効にするようにしています。