ruby-trunk-changes 2021-08-03

今日は全引数委譲の記法を使って定義されたメソッドの Method#parameters の修正や blocking Fiber で Thread#join がハングアップする修正の再挑戦などがありました。

[4c3140d60f] Nobuyoshi Nakada 2021-07-15 12:25:43 UTC

Method#parameters で meth(...) のような引数を委譲するように定義されたメソッドが ruby2_keywords で修飾された時に任意のキーワード引数を受け取る :keyrest のパラメーターが結果に表われなくなっていた不具合を修正しています。へー、meth(...) のように定義したメソッドの parameters はこうなるのか。 [ruby-core:104430] [Bug #18011]

[b5e94916bf] git 2021-08-03 03:10:56 UTC

version.h の日付更新

[785c70e764] Nobuyoshi Nakada 2021-08-03 09:16:32 UTC

Kernel#exec の rdoc 用コメントの shell 経由で実行される場合に Windows 環境で COMSPEC 環境変数でシェルが指定された場合以外では -c オプションで渡されるということを明記しています。

[2d4f29e77e] Samuel Williams 2021-07-28 07:55:55 UTC

6505c77501f1924571b2fe620c5c7b31ede0cd22 で revert された 13f8521c630a15c87398dee0763e95f59c032a94 の blocking Fiber 利用時の Thread#join のハングアップ修正のリトライ。今回は thread_do_start_proc() と rb_thread_alive_p() の修正も追加されているようなので CI のエラーも対策したものかと思われます。