ruby-trunk-changes 2021-10-31

今日は主にメソッドの引数のまるごと委譲のための "..." 記法を使ってメソッド定義する時に引数のかっこを省略することができるようにする変更などがありました。

[1b59ad57ae] Nobuyoshi Nakada 2021-10-31 04:49:21 UTC

parse.y の "=>" や後置 in による 1行パターンマッチの記法の parse 時のアクションで push_pvtbl()/pop_pvtbl() を呼び出すためにノードの途中に入れてるアクション部が必要以上に分割されていたので前後のアクション部とマージして余分なスタックを利用しないようにリファクタリングしています。

[b7f7117bdc] Nobuyoshi Nakada 2021-10-31 04:55:14 UTC

parse.y の構造体 struct lex_context の in_kwarg を in_argdef に改名しています。

[7da6e9b3ec] git 2021-10-31 06:16:45 UTC

version.h の日付更新

[13a9597c7c] Nobuyoshi Nakada 2021-10-31 06:20:48 UTC

引数をまるごと委譲するための "..." の記法を使う時にメソッド定義に必ずかっこをつけないといけなかったのですが、なくても定義できるようにしています。 Range リテラルとかと衝突しそうだけどいけるんだな。呼び出すほうは必要みたいですが。 [ruby-core:105795] [Bug #18267]