ruby-trunk-changes 2022-02-05

今日は Hash の RGenGC 用 Write Barrier のタイミングによる異常終了が稀に起こる可能性があった不具合の修正などがありました。

[46f6575157] Burdette Lamar 2022-02-04 12:55:10 UTC

IO のクラスメソッドの rdoc 用コメントの手直し。 https://github.com/ruby/ruby/pull/5511

[06a28ec4d4] Burdette Lamar 2022-02-04 22:26:49 UTC

IO のクラスメソッドや encoding 関係のインスタンスメソッドの rdoc 用コメントの手直し。

[06e96b922f] git 2022-02-04 22:27:04 UTC

version.h の日付更新

[2a76440fac] Aaron Patterson 2022-01-28 18:06:02 UTC

コミットログに詳細な(インタプリタの内部的な)発生シナリオが言及されているように Hash オブジェクトのテーブルの更新時に key と value に対する RGenGC 用の Write Barrier の設定されるタイミングが早すぎたため、その後に GC が走った場合に Write Barrier がかえって機能せず key/value が回収されてしまう可能性があったという不具合を修正しています。これ追いかけるの大変だっただろうなぁ。 [ruby-core:107203] [Bug #18501]