今日は主に拡張ライブラリ json で parse 時に不正なエスケープシーケンスは例外発生にする変更や拡張ライブラリ socket の UNIXSocket の Windows 環境での不具合修正などがありました。
[735762747d] Jean Boussier 2025-11-22 11:59:42 UTC
拡張ライブラリ json で parser でバックスラッシュによるエスケープシーケンスは特定の文字のみ許容するようにして不正なエスケープは無視せず例外を発生させるように変更しています。
[c7a84ae0bb] Jean Boussier 2025-11-22 13:13:30 UTC
拡張ライブラリ json の parser でバックスラッシュの処理のために繰り返しスキャンするのを抑制するためバックスラッシュの位置を記録する構造体を追加して最適化しています。
[f9efa0cc04] Kazuki Yamaguchi 2025-11-22 13:11:31 UTC
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::PKey::EC::Group#curve_name で不正な曲線が設定されていた時に "UNDEF" という文字列が帰っていたのを nil を返すよう修正(?)しています。
[424499dd10] Kazuki Yamaguchi 2025-05-17 09:42:28 UTC
拡張ライブラリ openssl の OpenSSL::ASN1 の実装に使う関数が複数のファイルで重複していたのを共有するようにするなどのリファクタリング。
[dd489ee9c4] Kazuki Yamaguchi 2025-11-18 16:41:35 UTC
拡張ライブラリ openssl の ASN1 の実装で ASN1 オブジェクトの文字列化の処理があちこちで実装されており挙動もまちまちだったのを共通化するリファクタリング。
[a7f948c32c] Brandon Zylstra 2025-11-22 23:35:15 UTC
Enumerable#chunk の rdoc 用コメントの typo 修正。
[beb85e7eee] Nobuyoshi Nakada 2025-11-23 04:55:15 UTC
拡張ライブラリ socket の UNIXSocket.open に不正な(String でない)型のオブジェクトを渡すと Windows 環境でチェック前に利用してしまって異常終了する可能性があった不具合を修正しています。 [ruby-core:123884] [Bug #21705]
[fed528a995] Nobuyoshi Nakada 2025-11-23 08:56:11 UTC
doc/ 配下の rdoc のファイルで同じファイル内のセクションへのクロスリファレンスにファイル名を含んでいたのを削っています。
[422ed7489f] Nobuyoshi Nakada 2025-11-23 09:00:13 UTC
fed528a995a4c29dc75961a99ef6bdf0094296e0 の続きで doc/date/calendars.rdoc でも同一ファイル内へのクロスリファレンスにファイル名が明示的に書かれていたのを削っています。
[4a0e01d768] Nobuyoshi Nakada 2025-11-23 10:01:16 UTC
Init_Box() や Init_version() などの初期化関数で Ruby モジュールの参照を得るのに rb_path2class() で定数名からの取得として書いてたのを rb_define_module() を使うようにしています。なんでかなと思ったら rdoc にドキュメント用のコメントを認識させるためとのこと。けど Init_Box() のほうは直前に rdoc 用コメントはないんですけどね。 [ruby-core:123813] [Misc #21688]
[1738255f6d] Nobuyoshi Nakada 2025-11-23 10:04:17 UTC
doc/box.md を doc/_box.md とファイル名を改名して、Ruby::Box クラスの rdoc 用コメントをこのファイルへのリンクを置いていたのをファイルまるごと :include: する方式に変更しています。ファイル名の先頭に "_" を入れてるのは doc/.document でこのパターンのファイルはドキュメント化から除外するように変更していて、重複してドキュメント化されないようにしているため。 [ruby-core:123813] [Misc #21688]