国宝 薬師寺展

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仏像フェチにはたまりません。上野公演の国立博物館で開催中の平城遷都1300年記念 国宝 薬師寺展は要チェックの特別展示です。

なんといっても目玉は日光菩薩立像、月光菩薩立像の展示。国宝をびっくりするくらい間近に、普通に薬師寺に参拝してもみることのできないアングルからガン見できてしまいますよ。まず写真の印象よりもずっとデカいです。足元まで近寄って見あげるとかなりの迫力です。この菩薩像は少し腰のところを捻った立像*1で、日光月光は左右対象なポーズを取っていますが、正面から観ると月光菩薩のほうが少し捻りが大きくて、横から観た時の立ち姿もアクセントがあって美しいのです。ところが、後ろ*2から見あげた時の腰まわりからお尻のあたりの曲線は、微妙なニュアンスをもつ日光菩薩のセクシーさが異常でした。とにかくこの機会は非常に貴重なので、東京近郊に住んでいてちょっとでも仏像が好きならこれは絶対に観に行くべきです。

それから国宝の吉祥天像もかなりの人気でした。こっちは逆に思ったよりもずっと小さい絵でしたね。

けっこう混んでました。こんなに人気があるとは思ってなかったので、特に何も考えず土曜日の午後という混みあう時間帯にぶつかってしまったのかもしれません。少しピークの時間帯からずらして人の少ない時を狙ったほうがじっくり廻れていいと思います。日光 月光菩薩の展示は広々とスペースが取られていて、ここは混んでいてもかなり快適なのですが、他の展示物はあまりのんびりみることができませんでした。

6月8日まで開催中。まだまだやってるので是非どうぞ。

*1:三曲法という表現らしい

*2:この角度は普通は絶対観れない!!