大江戸Ruby会議05

11月8日に大江戸Ruby会議05に参加、LT 発表してきました。初の大江戸Ruby会議、(たぶん)初のasakusa.rbイベントの参加でした。

LT は「Functional Music Composition」というタイトルで、資料は Functional Music Composition とかに公開しています。資料のほうは主に(他人の)本の宣伝で、razyk という LazyK の処理系をアップデートして 0.2.0 を公開しました、というのと、音を出せるようにしましたよというデモをしました。 audio 機能についてはともかく、razyk はブラウザでステップ実行できるので SKI コンビネータ計算の学習の補助ツールとしてなかなかいいものになってるんじゃないかと自負しているので(LazyK として動かす以外に、SKI コンビネータの簡約のみするモードもあります)、コンビネータ計算ちょっとみてみようって人は razyk.gem インストールしてみてください。
あと "Composition" と題打っているように本当はアルゴリズム作曲しようと思って、フーガとか無限リストを使ってループとかしようと思ったのですが、SKI コンビネータで無限リスト作るところであと一息というところでひっかかってしまったので断念して、G線上のアリアの譜面をSKIコンビネータで書いて再生させるというので妥協しました。

他の人の LT もみんな凄くて、手を抜かなくて良かったなという感じですね…。やっぱり committer 勢(自分は除く)はバケモノだ…。

あとは最後の江渡さんの特別講演は、RubyKaigi2006(日本Rubyカンファレンス2006)のことを懐しく思い出す感じで、江渡さんがニコニコ学会βにかかわってらっしゃることは知ってましたが、実は RubyKaigi(第1期) == ニコニコ学会βなんだよってことをきいて「な、なんだってー>ΩΩΩ」ってなりましたね。トークの主題についてはわたしにはよくわからない題材でちゃんと理解できなかったのではないかと思いましたが、質疑応答も含めて、ひとつのことをつきつめて考え続けて真摯に向い合っていく姿勢のようなものを感じて、こういう態度というものが知性というもののひとつの側面なのかもしないと感じました。好きなことに真剣に向かいあってがんばろう、という気持ちをもらって帰りました。

懇親会もおもしろくて、というか懇親会が本番なんじゃないかという感じでLTのこぼれ話の講義とかがあったそうですが、日帰りだったので不参加。懇親会で本気出すのはずるいぞ!!(よくあること)