ruby-trunk-changes 2025-09-17 - ruby trunk changes

今日は主に標準添付ライブラリ erb のドキュメント追加や bundler の一部オプションの削除などがありました。

rb_imemo_new() の宣言を export するセクションに置いていたのをやめています。

win32/Makefile.sub での git コマンドの -C オプションの有無のチェックを git --version でバージョン番号からチェックするように変更しています。

標準添付ライブラリ erb の rdoc 用コメントの記号の typo 修正。 https://github.com/ruby/erb/pull/70

標準添付ライブラリ erb の ERB.version の rdoc 用コメントを追記しています。 https://github.com/ruby/erb/pull/72

標準添付ライブラリ erb の ERB クラスの rdoc 用コメントの利用例を強化しています。 https://github.com/ruby/erb/pull/71

標準添付ライブラリ erb の ERB#result の rdoc 用コメントを追加しています。 https://github.com/ruby/erb/pull/73

ZJIT で中間表現 HIR のダンプ時にローカル変数名を表示するようにしています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/14571

ZJIT の開発モードでビルドした時に C の関数から ruby の実行が行なわれないかの動的チェックを追加しているようです。 https://github.com/ruby/ruby/pull/14553

標準添付ライブラリ erb の rdoc 用コメントの追加。 https://github.com/ruby/erb/pull/74

ZJIT の統計情報カウンタから既に使われなくなってた unhandled_call_block_arg と unhandled_call_tailcall を削除しています。

tool/sync_default_gems.rb で git コマンドを実行する時に core.autocrlf=false と core.eol=lf の設定をコマンドラインで指定してパース時に CR の考慮を不要にするようにしています。

81ddbf3a005b8c09afbdb19500a29f162840be37 の win32/Makefile.sub での git のバージョンチェックの再修正。

doc/contributing/building_ruby.md においてソースツリーからのビルド時に git の 2.32 以降を要求するという前提条件になってたので configure と win32/Makefile.sub での git のバージョンチェックの下限を引き上げています。

13a57c9c35866f25b0b12fbe4c4df475711b09eb で追加した tool/sync_default_gems.rb のテストを Linux と macOS でのみ実行するようにしています。

bundler の bundle remove の --install オプション指定を deprecated からエラーを発生させるように変更しています。

bundler の bundle install の --binstubs オプションの deprecated 警告の出力処理の記述場所を移動しています。

bundler の bundle install の --binstubs を警告からエラー発生に変更しています。

rubygems のパッケージ展開時に対象のディレクトリを先に全て削除してから展開しようとする挙動を削除しています。

1213adfe5526d65cce81a9fb127074130c8faea7 で拡張ライブラリ json で require "ostruct" ができなかった時にテストクラス定義自体をスキップしたため個別のテストで skip を追加していた 0dc1cd407e7775610f2bcaef6c1282369867f91c が不要になったとのことで revert しています。

tool/lib/vcs.rb で Kernel#system を上書きするためのモジュールで古い ruby 向けにキーワード引数 exception の対応を独自実装していたのをやめて単に super を呼ぶようにしています。