ruby-trunk-changes r45029 - r45034

今日は同梱されている test-unit が利用する minitest のバージョンを 5.0.0 以前に制限するようにする変更などがありました。

hsbt: r45029 2014-02-18 09:44:38 +0900

psych のテストで未使用のローカル変数を削除して警告除去しています。

svn: r45030 2014-02-18 09:44:42 +0900

version.h の日付更新。

akr: r45031 2014-02-18 12:13:04 +0900

configure で FILE 構造体の read count (ライブラリによって _cnt, _r, readCount, _rcound などのメンバがあるらしい。読み込みバッファのサイズ?)と 読み込みバッファのポインタのメンバを検出して FILE_COUNT と FILE_READPTR というマクロで差異を吸収していたのをやめています。 win32/win32.c で利用されているそうですが、そちらでは独自に定義しているので configure での検出は不要になっていたようです。

sorah: r45032 2014-02-18 14:27:58 +0900

標準添付ライブラリ test-unit の gemspec ファイルに minitest 5.0 未満を利用するように依存関係を追記しています。ruby に同梱されている test-unit は minitest の wrapper として test-unit 相当の使い勝手を提供するライブラリ(これとは別にかつて標準添付されていた test-unit も別の gems パッケージとして存在するそうなのでとてもややこしい)なのですが、minitest 5.0.0 以降はサポートされないので古い minitest を利用するように依存関係をつけています。 また tool/rbinstall.rb の Gem::Specification に add_dependency, add_runtime_dependency, add_development_dependency などのダミー実装を追加しています。

sorah: r45033 2014-02-18 14:28:00 +0900

lib/test/unit.rb でも gem "minitest", "< 5.0.0" で明示的に 5.0.0 以前の gem パッケージを利用するように指定しています。 そういえば同梱版の test-unit の gemspec ってなにに使われるんでしょうね。

hsbt: r45034 2014-02-18 21:05:09 +0900

socket, testunit, webrick, xmlrpc, zlib などのテストスクリプトの未使用のローカル変数を削除して警告除去しています。